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桃に使える農薬を紹介!コスパがよくて家庭栽培でおすすめ!

お勉強

桃は現在、高級な果物といっても間違いないでしょう。

スーパーでは一つ500円近い価格が普通です。

しかし、桃は自宅で育てることが可能なんです。

ただし、放置しておけば食べられるわけではなく、ある程度手間はかかります。

それでも、家庭で比較的簡単に育てられる果物です。

しかし、他の果樹と同様に、虫や病気には気をつけないといけません。

殺虫剤や殺菌剤を使用すれば、安心して育てることができます。

桃に使用できる農薬は多くあります。

今回は、桃に使える比較的手に入りやすい農薬を紹介します。

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殺菌剤

殺菌剤は、主にカビが原因の病気を予防または治療するために使用される薬剤です。

「うどんこ病」のように葉が白くなる病気はよく知られています。

しかし、薬剤によって効果のある病気が異なるため、購入前には必ず効能を確認してください。

オーソサイド水和剤80

まず、殺菌剤の中でも特に重要なオーソサイド水和剤80があります。

これは多種多様な野菜、果樹、花に使用でき、幅広い病気に対応しており、その使いやすさが特徴です。

桃の大病である「縮葉病」の防止に効果があります。

縮葉病を放置してしまうと、その年の桃は期待できず、また桃の木が枯れてしまう可能性もあります。

縮葉病は、桃の木で越冬し、春になって新芽を病気にしてしまうので、休眠が明ける前の散布がおすすめです。

桃の必須農薬の一つです。

アグレプト液剤

こちらも桃には必須の農薬です。

桃の葉や実に致命的なダメージを与える「せん孔細菌病」の予防に効果があります。

せん孔細菌病は梅雨~初夏にかけて多発するので、5月くらいには散布しておきたい薬です。

ただ、収穫60日前までの散布になるので、早生の桃がある場合はその時期を考えてあらかじめ散布しましょう。

もし間に合わない場合は、次のスターナ水和剤がおすすめです。

スターナ水和剤

せん孔細菌病への適用がある、比較的買いやすい薬剤です。

Amazonで1100円くらいなので、早生や極早生を育てている場合はスターナ水和剤を散布しましょう。

あまり果樹への適用は多くありませんが、7日前まで散布できるので、アグレプト液剤では収穫に間に合わない場合はおすすめです。

トップジンM水和剤

こちらも有名な殺菌剤です。

オーソサイド水和剤80と同等に様々な種類の植物に使えます。

1gずつの個包装になっていますので、計量スプーンで量を悩むこともありません。

こちらも複数のサイズが売っていますが、趣味の範囲で通常仕様であればこの量くらいで十分でしょう。

高い浸透性があり、葉の中にいる菌にも効果があります。

トップジンMゾルという液体タイプの農薬もありますが、そちらはももの病気には1つしか適用がありませんのでご注意ください。

粉末タイプのトップジンM水和剤はうどんこ病・黒星病・灰星病・ホモプシス腐敗病・枝折れ病など様々な病害に適用があります。

しかも6回まで散布可能。

さらに前日まで散布できる優れものです。

確認はこちら

ベンレート水和剤

上記2つに並ぶ有名な薬剤、ベンレート水和剤です。

これも浸透移行性が高く、効果が長持ちします。

こちらもサイズの種類は豊富ですので、他のものにもたくさん使いたい場合は大袋をどうぞ。

収穫前日まで使用できます。

低濃度で使用できるので、葉などを白く汚す心配が少ないです。

桃にはうどんこ病・黒星病・灰星病・ホモプシス腐敗病への適用があります。

詳しくはこちら

トリフミン水和剤

予防だけでなく、植物内に菌が入り込んだ場合の治療もできるのが特徴のトリフミンです。

うどんこ病・灰星病・黒星病に適用があります。

散布も前日までできますし、回数も3回まで可能です。

浸達性があるので、雨が降っても効果が持続します。

病気かな?と思った時に散布しても効果が出るので常備薬として持っていてもいいですね。

殺虫剤

マシン油乳剤

マシン油乳剤は、油と乳化剤を混ぜ合わせた殺虫剤です。

落葉果樹に適用がありますので、あんずも対象です。

神経系に作用する薬剤とは異なり、直接呼吸器官を塞いで窒息死させるため、薬剤耐性ができません。

このため、繰り返し使用することが可能です。

アブラムシやカイガラムシに効果を発揮します。

また、有機栽培に使用できる薬剤として認可されていますので、有機栽培をしたい方はまず第一に考えたい薬剤ですね。

アクタラ顆粒水溶剤

浸透移行性があり、葉の裏側にいる害虫にも効果を発揮します。

残効も1ヶ月ほどで、長期間の防除効果があるので頻繁に世話ができない家庭果樹園にももってこいです。

桃の天敵のシンクイムシの他、アブラムシ類やカミキリムシに効果があります。

収穫前日まで使用できることや、顆粒なので溶かすときに舞ったりしないのもメリットです。

割と幅広い植物に使えますので、持っていて損はないでしょう。

中にスプーンが入っているのですが、大きくて薬剤の中にほぼ埋めないと蓋が閉まらないのが難点です。

ダントツ水溶剤・ベニカ水溶剤

殺虫剤界でトップクラスに幅広く使えるのがこちらです。

2つとも有効成分・濃度は一緒なので、同一のものです。

そのため、散布限度回数は共通でカウントすることに注意が必要です。

野菜・果樹・花など幅広い植物に使用でき、有効成分が植物内に浸透するため、効果時間も最大1ヶ月です。

有効成分は浸透するため、葉の表面に散布すると裏についている虫にまで効果を発揮します。

収穫7日前まで使えるので無計画でも使いやすいです。

桃にはアクタラと同様シンクイムシやアブラムシ、カミキリムシなど広く適用があります。

アルバリン顆粒水溶剤

効果も長く、例として稲では60日ほどの残効があるデータがあります。

適用害虫にアブラムシやカミキリムシの他、桃の実を落としてしまうモモチョッキリゾウムシや実をザラザラした表面にしてしまうカメムシがあります。

他の果樹・野菜にも広く使えるので、持っておきたい薬剤の一つですね。

コルト顆粒水和剤

アブラムシの他、やっかいなカイガラムシにも効果がある薬剤です。

  • IBR剤:昆虫行動制御剤(Insect Behavior Regulator)
    速効的に吸汁活動を停止させ、歩行・飛翔行動を阻害して作物から離脱させます。また、定着行動を阻害することにより、作物に寄生できないまま死亡させます。
コルト顆粒水和剤 (greenjapan.co.jp)

と説明にありますが、動けなくして餓死させるという怖くて頼もしい薬剤です。

吸汁行動にはすぐ効果を発揮するようなので、見つけたら使用するのでもよさそうですね。

収穫前日まで使用可能です。

桃の木はカイガラムシもそうですが葉の裏にアブラムシが付くことが多いです。

翅のないアブラムシもそうですが、葉を裏返してみると翅有のアブラムシ(黒い)がびっしり付いていることもあります。

油断しないようにしましょう。

農薬と一緒に使う「展着剤」

展着剤とは、農薬を水で溶いた際に一緒に入れる薬剤です。

①農薬が水と均一に混ざるようになる

②農薬を散布した際に植物にしっかり付着するようになる(雨などで流れ落ちにくくなる)

効果があります。

例えばキャベツの葉なんかはワックスがかかったようにつるつると水をはじきます。

これは芽キャベツですけど……。

こんな感じで水を弾いてしまうので、ただ農薬を散布しただけでは薬剤も付着しにくいんです。

展着剤を入れると、付着しやすくなりますので農薬を使う場合は欠かせません。

殺菌剤や殺虫剤以外にも、除草剤にも入れるとしっかり葉について枯らすことができますよ!

以下がおすすめの展着剤です。

ダイン

展着剤といえばこれ!というくらいに代表的な展着剤です。

価格も300円弱くらいでお手頃です。

葉に固着しやすくするため、雨でも薬剤が流れにくくなります。

とりあえず展着剤が欲しい!と思ったのであれば、まずこの展着剤の購入がおすすめです。

ブレイクスルー

先日購入した、名前の響きもカッコいい展着剤です。

説明には「スーパースプレッディング効果により、薬液を瞬時に広げます。」

とありますが、要は水滴の粒が葉の上でよく広がって馴染む効果があります。

瞬時にとは行きませんが、10分~20分くらいたつと確かに粒が薄くなり周囲に広がっています。

これも水を弾きやすい植物や、水を弾くイネ科っぽい草が多い場合の除草剤にも有効です。

うまく農薬を使おう

農薬を使わない栽培は素晴らしいことですが、農薬を使う栽培が劣るわけではないのです。

農薬を適切に使用することで、病気や害虫の予防・治療が可能になり、安全な木と果実を育てることができます。

無農薬でも、カビ菌が繁殖した木の果実は食べたくないものです。

農薬をルールに従って使用し、健全な果樹を育てることが重要です。

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