アルコールストーブ(以下アルスト)は軽量で手軽に使用できるバーナーです。
お湯を沸かしたり、メスティンなどで炊飯をしたりと、使っている人も多いでしょう。
今回は実際に素材の違うアルスト4種を比較して、おすすめはあるのか、燃焼に違いはあるのかを確認します。
アルコールストーブ(アルスト)とは
アルストは燃料となるアルコールを燃焼させることにより熱を発する器具です。
特殊な構造になっていて、燃料が燃えるだけでなく、周りの小さな穴から気化したアルコールにも点火して、火力を強めています。
本体の素材で最も多いのは真鍮製、その他アルミやステンレス、チタンで作られています。
本体1000円~5000円、燃料もボトル300円~500円ほどで手に入れることができるので、気軽に使える人気のギアのひとつになっています。
Amazonでもよく見かける中華製アルストについて今回はレビューしていきます。
アルストの材質別種類!
アルストと一言でいっても、材質によって特徴も異なります。
このあたりは個人の好みによって全然評価は違いますので、概要の説明を。
真鍮製
真鍮は合金の一つで、五円玉にも使われている黄色がかった素材です。
高級感がありますよね。
真鍮製のアルストといえば、トランギアやエスビットなどヨーロッパブランドが不動の人気です。
ただ、僕が真鍮製のアルストで苦手な点が一つ……。
真鍮って錆びるんです。もちろんそれが味がある・使い込んで愛着が湧くというのもあるとは思います。
なので、僕は以下に載せたアルミ・ステンレスのアルストを好んで使います。
ただ、真鍮は熱伝導率が悪いわけでもなく、また消化蓋がセットで売っているものが多いので、非常に使い勝手は良さそうです。
アルミニウム
アルミ製のアルストはとにかく
・熱伝導がいい
・軽い
この2大メリットに尽きます。
今回買った一つもアルミ製のアルストです。
蓋付きです(シリコンのパッキンなので火消しには使えません。)
このメーカーは他にもステンレス/チタンの薪ストーブなんかも出してるので、比較的購入している人は多そうですね。
アルミ製のデメリットを挙げるとすれば、
・焼色がつかない
・柔らかい
蓋なんかは特にペコペコするくらい柔らかいです。
例えるなら、桃屋の瓶詰めの蓋を開けたあとのペコペコ感。
あれくらいで簡単に凹んでしまいます。
本体は少し厚めのアルミなので少し丈夫ですが、それでも真鍮やステンレスに比べて凹みやすいです。
ステンレス
僕が買ったもう一つはステンレスのアルスト。風防&五徳付きです。
安いです。さすが中華製価格と言わざるを得ません。
ステンレス製なのでかなり丈夫です。
持ち運んで圧がかかっても歪むこともありません。
ただし、重さもアルミやチタンと比べると増えてしまうので、丈夫さと軽さどちらを取るかという選択を迫られます。
チタン
チタンはマグカップでも人気の素材ですね。
軽くて丈夫。
さらに焼き色がすごく綺麗。
チタンを求める人は、軽さより丈夫さより焼き色目当てのイメージです。
エバニューはチタン製品の王道で、アルコールストーブだけでなくマグカップも非常に人気です。
少し炎が強くアルコールの使用量が多い印象ですが、スペックはかなり高いのでおすすめです。
パパッと出して使えるアルコールストーブは便利!
ソロキャンプなどの小規模なキャンプだけでなく、できるだけ荷物を減らしたい登山やトレッキングなどでもアルコールストーブは便利です。
アルコールを使えば固形燃料や炭など燃料使用後のゴミが出ることもなく、純粋に軽量化して帰ることができます。
汚れも少ないので掃除も簡単です。
アルコールは持ち運びに注意が必要なので、専用のボトルがあると便利ですね。
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