鉄フライパンを使っているみなさん。
鉄フライパンにストレスを感じていませんか?
「シーズニングしたのになんだよこれ使いにくい!ゴミクズじゃん!」とか怒っていませんか?
シーズニングの正しい方法は上記事で説明していますが
鉄は鉄。
シーズニングしてもテフロンのようにいつでもスルスル~なんてことはありません。
しっかり熱してから焼くと言っても、炭水化物やタンパク質は一筋縄ではいきません。
煙が上がるほどフライパンの温度を上げても、食材によっては温度が下がってすぐくっついちゃいます。
油をたっぷり入れて揚げ焼きのようにすればくっつきにくくなりますが、それでは油分が心配。
最近は醤油シーズニングなる謎の新興シーズニング教もありますが、
また餃子を焼くの失敗。そろそろ鉄のフライパンも寿命かな。味は上出来やったのになぁ… pic.twitter.com/EilnQ7aCbc
— サカタ◎キリン (@kirin_hoharu) June 15, 2021
鉄のフライパンで目玉焼き2回と焼き鳥作ってみたけどバチバチにくっつく😔
— ろき (@roki_na) July 19, 2022
なんで pic.twitter.com/E14Rgi5euy
くっついて剥がせない問題は鉄フライパン最強の相棒を作るだけで7割解決できます。
そう。ターナー(フライ返し・金属ヘラ)です。
今回はターナーのすごさに気付いてもらうべく、いつも使っているターナーのレビューをしていきます。
ターナーって?
よく言うフライ返しのことです。
肉、魚、お好み焼きや卵焼きなど、なんでもひっくり返してくれる心強いヤツです。
大抵の家にはあると思います。
100均でも普通に売っていますしね。
ただ、そのターナーの性能が鉄のフライパンの使い勝手をかなり左右するんです。
その性能とは薄さ!
普通のターナーは鉄のフライパンで使うには厚すぎるんです!
フライパンと食材の隙間に入ることができずに、横から食材を押しつぶすだけになってしまいます。
くっついた食材を剥がすためには薄くて隙間に入っていくターナーが必要です。
これで鉄フライパンがますます楽しくなるおすすめターナー
とにかく頑丈!餃子もお好み焼きもなんでもござれのステンレスターナー
一つ目はお好み焼きとか作れそうな木製柄のステンレスターナーです。
柄部分はうっすらニスが塗ってあったものの、水分を吸収して腐ってしまいそうなので、油性のウレタンニスを塗りました。
食品衛生法に則ったニスなので、木製食器なんかにも使えます。
キャンプで木製スプーンとか皿とか使ってる方はおすすめです。
このターナーの特長は、とにかく頑丈。
先端以外は分厚いステンレスになっていて、ちょっとやそっとじゃ曲がることがありません。
先端は隙間に入り込むよう0.3mの薄さになっています。

このターナーでフライパンで餃子を焼いてみます。
使うのは5割引になっていたのを冷凍していた餃子。
生餃子ではなく、焼きやすいタイプなのでそこまで苦労はなさそうです。

使ってるフライパンは我が家で一番大きい28cmの鉄フライパン。
エンボス加工ですが、正直使い勝手は普通のフライパンと大差ありません。
油をよく馴染ませないと普通にくっつきます。
普通にフライパンを熱して餃子を並べて、水を入れて蒸し焼きに。
さぁ、焼けました。
ターナーをガリガリと餃子の下に潜り込ませます。
ここで手加減は厳禁。
「シーズニングした皮膜を傷つけないように・・・・・・」とか考えてはいけません。
シーズニングなんて何回でもしてやるぜって気合いでガリガリとやりましょう。

すると・・・・・・

一度食材の下に潜り込めればあとは比較的スルスルと取れます。
焼き面はこんな感じ。ちょっと並べ方が雑ですけど。

フライパンもこの通りきれいですね。

力づくでやっても全く歪まない強靱なターナーです。
厚みは驚きの0.1mm!柔らかくどんな隙間にも入るステンレスターナー
次に紹介するのは、上のターナーと真逆に位置する柔軟なターナーです。
上が剛の拳を使うラオウなら、こちらは柔の拳のトキと言ったところ。

このターナーの最大の特徴はその薄さ。
0.1mmしかありません。

くにゃっと曲がります。
でも歪むことはなく、元の形状にしっかり戻ります。
柔らかいので、あまり重い食材を扱うには向いていません。

早速餃子を焼いてみます。
使うのはもうしばらくシーズニングとかしていない鉄フライパン。
底が厚く作られていて冷えにくく、さらに柄がめっちゃ短いので使いやすいです。

28cmなんですが、家庭用コンロだと割と限界の大きさです。
これ以上大きくなると五徳とフライパンの中心がずれてしまいます。
焼くのはスーパーで100円の生餃子。
生餃子と言うだけでくっつきやすいですが、さらに冷凍してあるので鉄フライパンの温度を下げてしまう強敵です。

餃子を少し熱したフライパンに置いたら、お湯をぶっかけます。

ここで本来蓋をするのですが、僕は洗い物が増えるのが嫌でアルミホイルをかぶせます。

水分がなくなるまで火を入れたらアルミホイルを取って・・・・・・。

ムラがありますが、焼けてますね。
こんがり焼けた方から取っていきます。
ターナーを少し手前から容赦なくガリガリグッグッと押し込むと・・・・・・。
一度羽根の下に入ってしまえばもうこっちのものです。
きれいに取れました。

もう片方も少し焼き色が付くのを待ってから・・・・・・。

きれいにとれます。
ほら、焼き目もばっちりカリカリです。

普通のターナーだったらうまく剥がせずにフライパンに皮がくっついてたでしょうね・・・・・・。
鉄フライパンはシーズニングだけでなくターナーが絶対必要!
ターナーの良さ、わかってくれました?
フライパンのシーズニングにはみんな気合いを入れますが、フライパンをより扱いやすくしてくれるターナーにはあまり目がいかないようです。
僕としてはシーズニングは適当でもターナーがあれば大丈夫ってくらい重要なアイテムです。
鉄フライパンで焼き物をしたい方はターナーが必需品です!!
おまけで使った後の焦げやこびりつきを取るのにも使えて便利です。
鉄フライパンを買ったまま使うのを諦めていた方も、ターナーを見直して是非再度チャレンジしてみてください。
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