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いちじくに使える農薬はこれ!家庭で育てるならコスパ良のおすすめ殺菌・殺虫剤

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昔からいちじくを家庭で育てている人は多いでしょう。

最近でも新しい品種や海外の品種が人気がありますし、いちじくは鉢植えでも簡単に育てられます。

フリマでもいちじくの挿し木や抜き苗の販売は人気で、頻繁に取引が行われています。

いちじくは比較的丈夫で、病害虫の被害も比較的少ない植物です。

ですが、いちじくも生き物です。

油断をすると病気や害虫に簡単にやられてしまうこともあります。

そこで今回はコスパ良く使える、いちじく用の農薬を紹介します。

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農薬の種類

農薬は用途に分けて大きく2種類です。

・殺菌剤:病気を防ぐもの(治療と言うより予防)

・殺虫剤:害虫を退治するもの

殺菌剤の中でも

・予防するための農薬

・治療効果も多少ある農薬

があるので注意しましょう。

また効果の持続期間に関しても、それぞれ違いがあります。

それを考えて自分なりの散布タイミングを考えましょう。

「JA 防除暦 ○○(果物)」で検索するとプロの散布タイミングがわかります。

ここで紹介するものはすべていちじくに適用があるものなのでどれを買っても大丈夫です。

使い方を覚えて正しい使い方をしましょう。

農薬を散布する際の注意

農薬は決して体に無害ではありませんので、使用する際は極力目に入らない・吸い込まない・皮膚に付かないようにしましょう。

ただ、僕はプロの用に大々的に散布するわけではないので、自己責任で軽装でやることも多いです。

(もちろん露出部分に付着したら洗い流します。)

マスクは今どの家庭にもあるでしょうから、マスクは最低限しましょう。

また、農薬には希釈濃度や使用回数などが決まっています。

家庭用といえども守らなかった場合、罰則(3年以下の懲役、100万円以下の罰金)がありますので、捕まることはほぼありませんが、植物に薬害を出さないためにも必ず守るようにしましょう。

殺菌剤

殺菌剤は主にカビによる病気を予防・治療するための薬剤です。

いちじくの病気として

  • さび病(葉、果実、新梢に灰色の胞子状のカビが発生する)
  • 疫病(梅雨期、収穫期に多く、果実や葉が白色粉状のカビに覆われる)
  • 黒色かび病(果実の芽の部分から白のカビが発生し、進行すると黒色になり落果する)
  • そうか病(葉、新梢、果実に発生。焦げ茶色の直径1mm程度の病斑ができ、中央部が灰白色に変色して穴があく)

などがあります。

薬剤ごとにどの病気に効果があるというのが決まっているので必ず調べてから購入するようにしてください。

いちじくは「果樹類」または「いちじく」と書いてある農薬が対象です。

以下で比較的安く通販で買える農薬をご紹介します。

トップジンM水和剤

ホームセンターにも必ず置いてある有名な殺菌剤です。

オーソサイド水和剤80ほど収穫日間近では使えませんが、オーソサイド水和剤80と同等以上に様々な種類の植物に使えます。

1gずつの個包装になっていますので、計量スプーンで量を悩むこともありません。

散布であれば1Lの水に溶かすだけです。

個包装だけでなく複数のサイズが売っていますが、趣味の範囲で通常仕様であればこの量くらいで十分でしょう。

高い浸透性があり、葉の中にいる菌も殺菌できます。

トップジンMゾルという液体タイプの農薬もありますが、そちらはいちじくには適用がありませんのでご注意ください。

病名希釈倍数使用方法散布期限散布回数備考
株枯病500倍灌注収穫前日6回以内灌注は6回以内、散布は5回以内
黒かび病1000~1500倍散布収穫7日前5回以内
黒葉枯病1000倍散布収穫7日前5回以内
そうか病1000~1500倍散布収穫7日前5回以内

トリフミン水和剤

予防だけでなく、植物内に菌が入り込んだ場合の治療もできるのが特徴のトリフミンです。

散布も前日までできますし、回数も3回まで可能です。

浸達性があるので、雨が降っても効果が持続します。

病気かな?と思った時に散布しても効果が出るので常備薬として持っていてもいいですね

病名希釈倍数使用方法散布期限散布回数備考
株枯病500倍灌注収穫前日4回以内7回以内(散布は3回以内、灌注は4回以内
そうか病2000倍散布収穫前日3回以内
さび病2000倍散布収穫前日3回以内

ダコニール1000

広範囲の病害に有効な殺菌剤です。

発売以来耐性菌の出現事例がないので、安心して使えます。

他の薬剤には少ない病気に効果があるので、いちじくを立派に育てたい方は持っていたい薬の一つです。

ただし、果実肥大期の初期や、夏場の高温時には薬害を生じることがあるので散布を避けると注意書きがあります。

病名希釈倍数使用方法散布期限散布回数備考
疫病2000倍散布収穫前日2回以内
黒かび病2000倍散布収穫前日2回以内
黒葉枯病2000倍散布収穫前日2回以内
さび病2000倍散布収穫前日2回以内

殺虫剤

いちじくは比較的丈夫な植物ですが、それでも害虫の被害に遭うことはあります。

特に木へのダメージが大きいのはカミキリムシです。

木の幹に穴を開け、そこに産卵・成長するので、木の中がボロボロになりひどければ枯死してしまいます。

他にも様々な害虫の被害を防ぐのが殺虫剤の役割です。

ダントツ水溶剤・ベニカ水溶剤

殺虫剤界でトップクラスに幅広く使えるのがこちらです。

2つとも有効成分・濃度は一緒なので、同一のものです。

そのため、散布限度回数は共通でカウントすることに注意が必要です。

野菜・果樹・花など幅広い植物に使用でき、有効成分が植物内に浸透するため、効果時間も最大1ヶ月です。

有効成分は浸透するため、葉の表面に散布すると裏についている虫にまで効果を発揮します。

カミキリムシに適用があり効果も長期間続くので、いちじくを育てる際には必ず使用したい薬剤です。

害虫希釈倍数使用方法散布期限散布回数備考
カミキリムシ類2000倍散布収穫3日前3回以内
アザミウマ類2000倍散布収穫3日前3回以内

アディオン乳剤

野菜を中心に70種類以上の作物に適用がある薬剤です。

イチジクヒトリモドキという蛾の幼虫に適用があります。

イチジクヒトリモドキは主に西日本の暖かい地域に生息し、葉の葉脈以外の柔らかい部分を食害します。

放っておくと生育に関わるので、薬剤で事前に防除しましょう。

害虫希釈倍数使用方法散布期限散布回数備考
アブラムシ類2000倍散布収穫前日2回以内
アザミウマ類2000倍散布収穫前日2回以内
イチジクヒトリモドキ3000倍散布収穫前日2回以内

アーデント水和剤

カミキリムシに適用はありませんが、ヨトウムシ(夜盗虫)に効果がある薬剤です。

ヨトウムシはその名の通り夜になると土から出てきて食害を起こすので、発見が難しい害虫です。

しかもいわゆる「芋虫」で体が大きいので薬剤の効果が出にくいです。

他の野菜や果樹など適用も広いので持っていて損はない薬剤だと思います。

害虫希釈倍数使用方法散布期限散布回数備考
アブラムシ類1000倍散布収穫前日2回以内
ハダニ類1000倍散布収穫前日2回以内
ショウジョウバエ類1000倍散布収穫前日2回以内
ヨトウムシ1000倍散布収穫前日2回以内
ハスモンヨトウ1000倍散布収穫前日2回以内

いちじく栽培は手軽だからこそ確実に収穫できるようにしよう

いちじくは簡単に庭でも育てることができ、比較的丈夫です。

そのため毎年放置してるなんて方も多いでしょう。

ですがいちじくの実を楽しみにしているなら、いつやってくるともわからない害虫や病気から大切に木を守れば、木も長生きします。

ルールに従って農薬を使用し、健全な果樹を育てましょう。

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