脱!初心者!ということで、キャンプで一番基礎的な言葉はわかるけど、たまに聞くこれはなんだろう?というテントについての用語解説をしていきます。
私も知らない単語があったりしますので、自習も兼ねてです。
きっちりした用語の説明を見たい人もいるとは思いますが、わかりやすさとイメージのしやすさを重視した解説を目指したいと思います。
キャンプ用語を着飾らず、さりげなく使えるキャンパーってかっこいいですよね。
ただ、使う方も使われる方も意味がわかっていないと、せっかくの盛り上がる話も微妙な空気になってしまうこともありますので、しっかり理解してかっこいいキャンパーになりましょう!
あいうえお順にどんどん追加していきますので、ご覧くださいませ。
テント用語集
インナーテント
テントの本体、実際に宿泊するテント部分のことです。
このインナーテントにフライシートをかぶせて雨風を防ぎます。
インナーテントは窓がメッシュになっている物が多いので、夏はインナーテントのみで過ごすことも多いです。
でも油断していると突然の雨にあたふたしてしまうかもしれませんので、天候にはご注意を!
インナーマット
インナーテントの床に敷くためのマットです。
主に地面の凸凹、冷気を防ぐために使用します。
テントメーカー純正の物もあれば、ホームセンターで買った銀マットを敷いている人、オシャレなレジャーシートを使っている人もいます。
僕は地面が固くなければ、起毛になっているレジャーシートを敷いています。シュラフを置く場所には、その上にシュラフマットを併用しています。
ガイロープ
テントやタープをペグと結ぶためのロープです。
ガイ(guy)はナイスガイのガイでもあり、「支え線」という意味もあります。
大抵はロープに自在金具をつけて長さとテンションを調節します。
反射素材や、蓄光素材が織りこんである物がおすすめです。小さい子が夜トイレに起きた時の転倒予防ができますよ!
グランドシート
テントと地面の間に敷くシートです。
石や小枝によるテントの破れ防止や、地面からの冷気や湿気の防止のために使用します。
某有名漫画では「500円くらいのレジャーシートで十分だよ」と言っていますので、その通りです。
ただ、テントのサイズよりはみ出してしまうと、雨が降った時に水が溜まってしまったり、土が入り込んだりしてしまうので、テントより少し小さめになるように折るような工夫が必要です。
テントの純正グランドシートはサイズがぴったりにできているので、手間はかかりませんね。
キャノピー
テント(主にフライシート)についている、庇(ひさし)になる部分のことを言います。
これが大きいものならちょっとした日差しは防げますので、タープが不要になることもあります。
高さはテント程度になってしまいますし、テントと密接することになりますので、下で焚き火や炭を使用するのはおすすめできません。
シームテープ
テントとテントの縫い合わせ部分を保護するためのテープです。
シーム(seam)は継ぎ目という意味です。
テントの素材自体は防水・撥水になっていますが、縫い合わせた部分やファスナーの部分は水を通してしまいます。
雨がそこからポツポツ染み込んできてしまいますので、それを防ぐために貼るのがシームテープです。
テントの生地よりシームテープの方が先に劣化してしまいますので、テープだけ別売りで売っています。
テープはアイロンで熱着させてくっつけます。
スカート
テントやフライシートについているヒラヒラのことです。
スカートがついていないテントもたくさんあります。
冬にも使用できる(ある程度の価格の)テントにはついていることが多いです。
フライシートと、地面の隙間をなくすことで冷気が入ってくるのを防止します。
女の子はスカートで冷気をシャットアウトしているなんてすごいですね()
ただその特性ゆえ、雨泥などでよく汚れてしまいます……。
撤収するときは注意しましょう。
ショックコード
テントやタープを設営するときに使う、ポールの中を通っているゴム製の紐のことです。
ポール同士がバラバラにならないように繋ぎ止めておく役割があります。
切れたとしてもショックコードだけ購入して修繕できますので、ご安心を!
自在金具
ガイロープにつけて、長さを調整できるようにする器具です。
8の字型をしているものが多いですね。
素材はプラスチックだったり、金属だったりします。
これがないとテントやタープをピン!と張ることが難しくなりますので、小さい道具ですが存在感は抜群でしょう!
慣れている人は使わずに、「自在結び」というロープの結び方でやっている人も多いと思います。
玄人感があってそれはそれでかっこいいですね。
僕は素直に使います……。
スリーブ
テントを設営する際に、ポールを通す穴のことをスリーブといいます。
スリーブにポールを通して、∩の時のようにぐぐっと持ち上げてテントを立てます。
テントには吊り下げ式とスリーブ方式がありますが、スリーブ方式はポール全体に均等に負荷がかかるので、折れ曲がりにくいというメリットがあります。
耐水圧
耐水圧とは、水分を染み込ませない性能の数値です。
どのくらいの水の圧力に耐えられるのかで、その数値を出しています。
具体的にどういう風に数字を出しているかというと、生地の上に1cm四方の水が入る筒を立て、水を筒の中にいれたときにどの程度の高さまで水の水圧に耐えられるかという実験をして出しています。
つまり耐水圧2000mm の場合は、2mの高さまで水を入れても水を通すことがないということです。
一般的な傘の耐水圧は250mmらしいので、アウトドアグッズの耐水圧の高さがわかると思います。
でも一つ注意しなければいけないのは、この実験はあくまでも水の重さだけに注目した実験なので、例えば人間の体重がかかったときは数千~1万mmくらいの圧力がかかるため、耐水圧を超えてにじみ出てしまうことがあります。
なのでテントの床部分などはやはりグランドシートなどを敷いて、できるだけ水分を入り込ませないようにする工夫が必要ですね。
ドアパネル
インナーテントの出入り口のことです。
ほとんどのものはファスナータイプだと思います。
メッシュのドアと、テント生地のドアの二重になっているものも多いと思います。
このドアパネルのファスナーが結構性能が違ったりします。
あまりに安いものはすぐ生地を噛んでしまったり、スムーズに開かなかったりします。
ベンチレーター
テントの横や上部についている換気用の窓のことです。
温度や湿度の調整、テント内の酸素確保のためについています。
夏場は気温や湿度の調整として、ドアパネルをメッシュにすることも考えられますが、人目や野生動物などのこともあり、どうしても夜間は締め切ったりします。そのときに空気の入れ替えをしてくれるのがベンチレーターです。
また、冬キャンプのときは暖房を使うことが多いですので、その際にも酸素の取り込みをしてくれます。
テント内外の気温や湿度の調整をして、結露の防止もしてくれる役に立つ奴です。
フライシート
フライシートとは、簡単に言えばインナーテントの上にかける布です。
一般的に耐水圧が高く、風や雨、直射日光からインナーテントを守る役目をします。
テントによっては、インナーテントを設営してから上に被せるタイプと、フライシートを設営してからその中にインナーテントをつけるタイプがあります。
登山用や軽量タイプのテントはフライシートがついていない「シングルウォールテント」が多いです。
ペグ
テントやフライシートを地面に固定するための杭です。
レジャーシート用ではプラスチックのものもありますが、キャンプ用はアルミや鉄など金属のペグがほとんどです。
テントやタープを買うと、おまけで付いてくるペグもありますが、結構曲がりやすいので風が強い日などは別売りのしっかりしたペグを使うといいでしょう。
地面が柔らかいときは長めのペグを、地面が硬いときは鋳造ペグを使ったりしてシチュエーションに合わせていきましょう。
まとめ
キャンプは用語が多くて、最初はとっつきにくいかもしれません。
でも道具を集めていくうちに、キャンプを楽しんでいるうちに自然と覚えていきますので心配はご無用です。
常時用語は追加していきます。
テント以外の用語も集めていきますので、そのうち全体の用語集を作れたらいいですね!
それでは良きキャンプを!
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