
資格持ちのキャンパーさんとかカッコよすぎ。
キャンプを続けていると、もっと深い知識や技術を身につけたい。好きなことを仕事にしたい。人に自慢したい。など様々な欲が出てきます。
そんな時におすすめなのが、資格を取ることです。
アウトドアにも様々な資格が存在します。
趣味の延長として気軽に、また目標に向けて理論に基づいた知識を身に付けるために、挑戦してみてはいかがでしょうか?
今回はキャンプに関係が深い5つの資格をご紹介します。
キャンプインストラクター
キャンプインストラクターは「公益社団法人 日本キャンプ協会」が実施している認定資格です。
キャンプインストラクターは、キャンパーとじかに接しながら、プログラム等の指導を行う役割を担うことができる指導者として認められる資格です。
講習会では、キャンプの意義やキャンプの安全について学ぶとともに、実際にキャンプのプログラムを体験しながら、プログラムの指導についても学びます。
公益社団法人 日本キャンプ協会
キャンプの基礎からしっかり学びなおした上で、知識と技術が身に付きそうですね。
夏休みの子供キャンプの引率もできそうな印象です!
受験概要
開催地:各地(公式HPにてご確認ください)
対象者:野外活動施設・団体の指導者、学校教育関係者、野外活動に興味のある方(18歳以上)
参加費:15,000円(学生10,000円)※資格登録として15,000円必要
日程:3~4日間
内容:
理論(10時間)
キャンプの特性
キャンプの対象
キャンプの指導
キャンプの安全
実技(10時間)
様々なアクティビティ(5時間)
野外ゲーム・キャンプソング・登山・ハイキング・キャンプクラフト etc
キャンプの生活技術(4時間)
テント設営・野外炊事・工具及び道具使用法・ロープワーク etc
キャンプの安全(1時間)
公認オートキャンプ指導者
公認オートキャンプ指導者は「一般社団法人 日本オートキャンプ協会」が認定している資格です。
オートキャンプの教室を開いたりする際に必要なキャンプの知識を持つ人で、日本オート・キャンプ協会(JAC)が公認するキャンプの指導者です。
キャンプ場やイベント会場など様々な場所で行われるキャンプの教室などで活躍するほか、インストラクター同士の交流の中から、新しい友人を見つける機会にもなっています。
一般社団法人 日本オートキャンプ協会
合格した暁には公認オートキャンプ指導者証がもらえます!
ほしいですね……。
また、資格の更新条件でもありますが、日本オートキャンプ協会の個人会員(年会費¥5,000円)になるとオリジナルステッカーや、全国約230箇所のキャンプ場での割引などメリットがたくさんあります。
受験概要
開催地:複数会場(公式にてご確認ください。)
対象者:一般のキャンパー・キャンプ場のスタッフ・アウトドアショップの店員・アウトドア用品メーカーの社員等
参加費:18,000円( 受講料、テキスト代、受験審査、登録料込み )
日程:2日間
内容:
- 「オートキャンプ概論」オートキャンプとは何か
- 「オートキャンプ指導論」指導するために必要なもの
- 「環境保全行動論」キャンプ場を周辺にある自然について
- 「オートキャンプ場概論」オートキャンプ場とはどのような施設か
- 「RV論」キャンピングカーとは
- 「オートキャンプ生活技術論」キャンプ道具の正しい使い方
- 「安全管理論」安全にキャンプを楽しむための知識
- 「コミュニケーションワーク」人と人結びつけるための技術
ブッシュクラフトアドバイザー・インストラクター
もっとサバイバル寄りのキャンプを極めたい!という人はこちらのブッシュクラフト関連の講習がおすすめです。
一般社団法人 危機管理リーダー教育協会 「Japan Bushcraft School」
ブッシュクラフトという言葉は、ブッシュ(森での)+クラフト(技能)という意味です。主に欧米では、「趣味として楽しむアウトドアサバイバル術」のような意味で使われているようです。キャンプとの違いは、最低限の道具しか使わないこと。道具が無い分、技能でカバーする。そこがブッシュクラフトの醍醐味であり、楽しさでもあります。
一般社団法人 危機管理リーダー教育協会 「Japan Bushcraft School」
限定された環境で生活をしていくための知識をみにつけることができます。
これもまたかっこいいですね。
アドバイザー講習を終えた人はインストラクター講習を受講する資格を得ることができます。
受験概要
開催地:各地
対象者:誰でも
参加費:38,000円~39,000円(税、受講費、講習中の食費、宿泊費、傷害保険費、教材費等 )
日程:2日間
内容:
- 生き延びる術(サバイバル)に関する基礎知識
- ナイフの基礎知識と使い方、及びセーフティー
- 必要なロープワーク & タープシェルターの作り方
- 体温の保持の方法(講義の後実技)
- 飲み水の確保について
- 焚き火の仕方、メンテナンス、痕の残らない片付け
- 焚き火調理法
- ベッド作り 等
バーベキューマスター
キャンプといえばバーベキューと言っても過言ではありません。
そのバーベキューをいかに美味しく作るかということに専念した資格がこちら。
初級~上級までありますが、初級なら3時間半程で終わるのもメリットです。
気軽に認定資格を取りたい場合はいかがでしょうか?
スマートバーベキュー基礎座学でバーベキューに対する心がけや世界のバーベキュー事情、スマートバーベキューでの楽しくて安全安心なバーベキュー知識などバーベキューの基礎を学び、2部のスマートバーベキューデモンストレーションでは最新のバーベキュー技術を学びます。
日本バーベキュー協会
さらに、初級ならネットで講習と検定を受けることができます。
受験概要
開催地:各地
対象者:誰でも
参加費:11,000円(初級)
日程:1日
内容:
バーベキュー基礎座学講習(90分)
・人は何故BBQを求めるのか。
・そもそもバーベキューとは何か?
・BBQの文化、歴史を基礎から学ぶ
・日本はスマートバーベキューを目指す
・日本のBBQは何故「しんどい」「めんどくさい」のか
・BBQで裾野の広い巨大産業が出現する?
・BBQで地域おこし施設起こし!
・日本人が知らない海外BBQの最新事情
・茶道とBBQは相通じる「おもてなし文化」
・「野外焼き肉」と「BBQ」はまったく違う
・防災バーベキュー? キャンパスバーベキューとは?
<二部> スマートバーベキュー実技講習 試食有(120分)
・自然を味方する炭の起し方
・分厚いステーキバーベキューの焼き方
・鶏肉の正しい美味しい焼き方
・「炭」の基礎知識
・火加減自由自在の炭のチャコールレイアウト法
・水鉄砲はバーベキュー道具です
・串BBQの失敗しない方法
・これからは野菜も主役に。野菜を美味しくする焼き方
・世界一美味しい「しいたけ」バーベキュー
・バーンストライプトレーニング
・バーベキューデザート
・炭の後片付け方法・・・他
<三部>
~筆記試験 30問 (10分)
~エンドBBQ・質疑応答 (20分)
ウィルダネスファーストエイド
キャンプは楽しむだけじゃない、アウトドアだからこそもしもの時に役立つ資格をと思っている方はこちらを検討してはいかがでしょうか?
一般社団法人 ウィルダネス メディカル アソシエイツ ジャパン の認定資格であるウィルダネスファーストエイドは、初学者向けのベーシックレベルから、有資格者向けの救命士レベルまで5段階に分かれています。
医療アクセスが過酷な環境や災害などの状況でも「いのちをつなぐ」救急法、それが「野外・災害救急法」です。カリキュラムはウィルダネス状況下(医療体系への引き継ぎや必要な処置を受けるまでに長時間を要する状況)で必要とされる評価と処置、また長時間に及ぶ経過観察と看護、過酷な自然環境下での考え方などを体系的にまとめた内容です。座学を通じて頭で理論的に理解し、次いで実技を通じ体で覚える学習スタイルもその特徴の日本では新しい救急法です。
一般社団法人 ウィルダネス メディカル アソシエイツ ジャパン
受験概要
開催地:各地
対象者:16歳以上(20歳未満の方は保護者の同意が必要)、野外での実習に参加可能な方
参加費:30,000円~36,500円程(場所により)
日程:2日間
内容:
- 傷病者評価システム(PAS)
- 一次救命処置(CPR、AED、気道異物除去、大出血処置)
- 重要器官系の理解(循環器系、神経系、呼吸器系)とその重要器官系への問題
- 不安定なケガ(骨折など)、安定したケガ、副木(スプリント)固定ガイドライン
- 低体温、高体温と熱中症、溺れ、雷、感電、傷や火傷、毒、アナフィラキシー、傷病者の移動
- 最終試験
- 認定カリキュラム時間数:20時間
まとめ
いかがでしょうか?
キャンプで使える資格と言っても、全般的なものから食事、医療など様々なジャンルがありますね。
キャンプをより楽しむためにも、自分のスキルアップのためにも、時間があれば講習を受けてみてはいかがでしょうか?
僕も今年は受けてみようと思います!
近くで開催されたら……。
それでは良きキャンプを!
コメント