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登る山を選ぶ時には、グレーディングマップを見よう!登山計画に便利!

お勉強

登山をしたいけれど、どの山が自分のレベルに合っているかわからない・・・・・・。

子連れで登りたいけれど、子供の足で登れる山だろうか・・・・・・。

登山計画を立てる時に、まず山選びで悩む方も多いでしょう。

そんな時はグレーディングマップを見て、自分の装備・体力と照らし合わせるのがオススメです。

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グレーディングマップとは(ピッチマップもあるよ)

グレーディングマップ

グレーディングマップとは、それぞれの山の難易度を数値化した表のことです。

作成しているのは都道府県やその中の自治体、または山の関係機関です。

「体力を過信した中高年者」や「山の怖さを知らない初心者」等の、自分の力量を測ることができない登山者の遭難事故を防ぐために作成されました。

グレーディングマップには同一の基準でそれぞれの山のルート、必要体力、経験・装備の技術的難易度、登下山の標高差、所要時間などが記載されています。

長野県 信州 山のグレーディングより引用

必要体力を10段階(易 1~10 難)技術的難易度を5段階(易 A~E 難)で分類しています。

必要体力内容
1~3日帰り可能
4~51泊以上が適当
6~71~2泊以上が適当
8~102~3泊以上が適
技術的難易度登山道の内容登山者に求められる技術・能力
A概ね整備済
・転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い
道迷いの心配は少ない
登山の装備が必要
B沢・崖・雪渓等を通過
・急な登下降
・道がわかりにくい箇所有
・転倒時に事故に繋がる可能性
・登山経験が必要
登山経験が必要
・地図読み能力があることが望ましい
C・ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉箇所がある
・ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある
・案内標識が不十分な箇所も含まれる
地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要
D厳しい岩稜や不安定なガレ場、ハシゴ・くさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や渡渉箇所がある
・手を使う急な登下降がある
・ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険個所が多い
地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
E・緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続き、転落・滑落の危険個所が連続する
・深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
・地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要
・ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
・登山者によってはロープを使わないと危険な箇所もある

現在のところ、グレーディングマップを作成しているのは十県二山域+αで、全ての山を網羅しているわけではありませんので、ご注意を。

ピッチマップ

ピッチマップとは、登山ルートの区間ごとの難易度を示した登山マップです。

グレーディングマップはあくまでも山全体の平均ですので、ルートによって難易度にばらつきがあります。

ピッチマップを確認することで、自分に合ったルートを選択することができます。

ピッチマップの難易度もグレーディングマップのものと同じ評価です。

公開されているグレーディングマップ・ピッチマップ

各地域のグレーディングマップ

秋田県:秋田県の山岳グレーディング

山形県:やまがた百名山のグレーディング

群馬県:群馬県 山のグレーディング

栃木県:栃木県 山のグレーディング

長野県:信州 山のグレーディング

山梨県:山梨山のグレーディング

新潟県:新潟 山のグレーディング

富山県:富山県山のグレーディング

静岡県:静岡県「山のグレーディング」

岐阜県:岐阜県山のグレーディング

石鎚山系ルートマップとグレーディング(愛知・高知県)

祖母・傾・大崩山系 山のグレーディング(大分・宮崎県)

百名山のグレーディング
百名山のグレーディング一覧表

以下は独自基準でのグレーディング

北海道:大雪山グレード(大雪山国立公園連絡協議会)

ピッチマップ

山梨県:山梨百名山ピッチマップ

長野県:信州 山のグレーディング(グレーディングと同一ページ)

新潟県:新潟 山のピッチマップヤマレコ内にて公開)

富山県:富山県山のグレーディング(グレーディングと同一ページ)

岐阜県:北アルプスピッチマップ(グレーディングと同一ページ)

まずは自分の登山レベルを知ろう!

登山を始めると、「早く名のある山に登りたい」「景色のいい所に登りたい」と目標が大きくなりがちです。

ですが、早すぎる挑戦は遭難事故の元。

救助を依頼すると、数十万円から場合によっては百万円以上かかることもあります。

せっかく山に登っているのに、命に関わる事故を起こした挙げ句、大金がかかるなんてことは絶対に避けたいですよね。

まずはグレーディングの低い山から挑戦して、自分がどれくらいの山に登ることができるかを把握しながら徐々にレベルアップしていきましょう。

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