前回、前編と称して北海道の道東、道北の一部の絶景スポットをご紹介しました。
今回はその後編です。
まだまだ尽きない北海道の魅力をご紹介していきます。
北海道にキャンプやツーリング、普通に旅行でもいいでしょう。
そんなプランを立てようとしている方は要チェックです!
『道北エリア(富良野・美瑛)』
富良野・美瑛エリアは道北に分類されますが、位置的には北海道の中心部にあり、札幌や新千歳空港、道東からも訪れやすいエリアです。
有名なラベンダーの時期は7月ですが、5月〜9月の暖かい時期であれば、様々な花が咲き誇り観光客を迎えてくれます。
「おすすめ絶景スポット11:かんのファーム」

ラベンダー畑や花畑ではファーム富田や四季彩の丘が有名ですが、ハイシーズンには非常に混雑するのが難点です。
かんのファームは国道237号線沿いのアクセスしやすい場所にあり、海外ツアーの観光客も少ないため、のんびりと斜面に広がる見事な花畑を観賞できます。
「おすすめ絶景スポット12:青い池・白ひげの滝」
青い池は、美瑛から十勝岳に向かう道道966号線沿いにある小さな池です。
その美しい青い色は、周囲の川や湧水に含まれる水酸化アルミニウムなどの微粒子が原因と言われ、水没し立ち枯れた樹木と相まって神秘的な雰囲気を作り出します。
多くの観光ツアーに組み込まれ非常に混雑しますので、ゆっくり見るのであれば早朝を狙いましょう。
上流にある「白ひげの滝」も、白髭のように流れ落ちる滝と滝壺付近のコバルトブルーが非常に美しく、一緒に立ち寄りたい絶景です。

「おすすめ絶景スポット13:パッチワークの路」

農業の盛んな美瑛町では丘陵地帯に畑が広がっています。
育てている作物の種類や畑の状態によりその色は異なり、まるでパッチワークのようであることからパッチワークの路と呼ばれるようになりました。
広大な丘の中にポツンと立つセブンスター木など、いくつかの人気スポットを巡る回り方がおすすめです。
「おすすめグルメ:ひつじの丘のジンギスカン」
中富良野から東へ進んだ富良野岳の麓にある人気キャンプ場「星に手の届く丘キャンプ場」。
併設のBBQテラス「ひつじの丘」では、富良野の広大な景色を眺めながら食事を楽しめます。
特におすすめなのは、やわらかく臭みの少ないサフォーク肉のジンギスカンで、羊肉特有の臭みが苦手な人でも美味しく食べられると評判です。
『道央エリア』
道央エリアは、北海道最大の都市である札幌や北海道の玄関口新千歳空港、海の玄関口である苫小牧があります。
拠点となる街からアクセスしやすい観光地や温泉地が多く、気軽に行けるのが人気です。
「おすすめ絶景スポット14:北竜町ひまわりの里」

北竜町ひまわりの里では、150万本もの圧巻のひまわり畑が観光客を迎えてくれます。展望台から見る広大なひまわり畑は圧巻です。
ひまわりの咲くシーズンにはひまわり迷路やレンタサイクルも設置され、大人から子供まで楽しめます。北竜町は道央エリア最北端にありますので、宗谷方面への旅行の途中で立ち寄るのがおすすめです。
「おすすめ絶景スポット15:登別地獄谷」

全国的に有名な温泉地の登別ですが、その登別温泉の源泉が登別地獄谷です。
活火山が噴火した時の爆裂火口跡で、大きさは直径450m、面積約11haで、東京ドーム2個分以上の面積があります。
温泉街から近く、周囲に遊歩道も整備されているため、噴煙のあがる大迫力の景色とボコボコと湧き出る温泉の音を気軽に楽しめる人気の観光地です。
「おすすめ絶景スポット16:洞爺湖」
洞爺湖は、中心に中島がある円形のカルデラ湖で、遊覧船や湖畔の散歩道からの絶景が人気の観光スポットです。

周囲はお店が豊富で利便性が良く、湖畔にある洞爺湖温泉では4月末から10月末までの半年間毎日「洞爺湖ロングラン花火大会」が開催されています。
温泉でゆっくりしながら周辺観光を楽しむのに最適です。観光地として整備されているため利便性が良く、お店も豊富です。
「おすすめ絶景スポット17:支笏湖」

支笏湖は、新千歳空港や苫小牧港から車で30分前後、札幌からも約1時間と抜群にアクセスが良く、気軽に立ち寄れる観光スポットです。
洞爺湖に比べて観光地化されておらず、大自然に囲まれた湖の落ち着いた雰囲気を楽しみたい人に向いています。
「おすすめグルメ:道路脇のとうきび販売」
札幌から洞爺湖に向かう時に国道230号線を通りますが、途中の羊蹄山付近にはとうきび(とうもろこし)畑が広がり、8月9月の収穫期には朝もぎのとうきびが道路脇の直売所に並び、茹でたてが食べられます。
朝もぎのとうきびは特別な品種ではなくてもとても甘く美味しいです。
国道230号線以外にも道路脇の直売所はありますので、見かけたらぜひ食べてみてください。
『道南エリア』
本州に最も近い道南エリアは古くから本州との交流があり、歴史と文化が感じられる文化遺産が数多く残っています。
北海道の中では比較的温暖で、北海道新幹線の開業によりアクセスがしやすくなりました。
「おすすめ絶景スポット18:五稜郭」

五稜郭は江戸時代末期に作られた城で、西洋式の城を模倣した星形の城郭が特徴です。
ゴールデンカムイで知った人も多いかもしれませんね。
戊辰戦争最後の戦いの地として有名ですが、桜の名所としても知られています。
五稜郭タワーではその美しい星形の景色が見られるだけでなく、五稜郭の歴史を知ることもできます。
「おすすめ絶景スポット19:大沼公園」

大沼公園は函館から車で40分ほどのところにある道南唯一の国定公園です。
湖には火山活動によってできた100以上もの小島が浮かび、その向こうに見える駒ヶ岳とともに美しい景色を作り出します。
夏はサイクリングやボート、冬はスノーモービルやワカサギ釣りと、季節によって様々な楽しみ方は様々です。
「おすすめ絶景スポット20:函館山」

「100万ドルの夜景」として知られる超有名絶景スポットです。
元々、函館山は海に浮かぶ小島でしたが、潮流と川の流れによって土砂が堆積して陸続きとなり、土砂が堆積した部分は発展して函館の街になりました。
世界的にも有名なあの夜景は、陸続きとなった函館山から見た函館の街です。
「おすすめグルメ:イカ刺し」
函館に来たら絶対に食べたいのはイカ刺しです。
水揚げしたばかりのイカは無色透明ですが、鮮度が落ちやすく、すぐに色が変わってしまいます。
鮮度の高い活イカの刺身が食べられるのは漁場に近い函館ならではです。
新鮮なイカ特有の透明さとコリコリとした食感はたまりません。
『絶景を見るための注意点4点』
「注意点①:北海道は想像以上に広い!エリアを絞ろう」
北海道の面積は83,000㎢と、関東・近畿・中国地方の2倍以上の広さがあります。
例えば、札幌から函館までの距離は、東京から愛知県、大阪からだと広島市までです。
一度の旅行で全てのエリアを回ろうとすると移動に多くの時間を使ってしまい、絶景を巡る時間がとれなくなりますので、滞在期間にもよりますが、1,2エリアに絞りましょう。
「注意点②:ガソリン残量には要注意」
北海道は市街地と市街地の距離が長く、山間部では100km前後ガソリンスタンドが無いこともあります。早めの給油を心がけましょう。
また、閉店時間が早く、土日祝日は休みの営業所も多いので、余裕を持って調べることをおすすめします。
「注意点③:天気は重要!エリア毎に天気が違うことも」
いつ見ても美しい北海道の景色ですが、やはり曇天より晴天の方が色鮮やかで美しいものです。
北海道はとても広いため、あるエリアは土砂降りでも山を越えれば晴れているということもあります。あらかじめ予定は立てずに、天気予報や雨雲レーダーを見ながら行き先を臨機応変に変えていく旅も良いかもしれません。
「注意点④:夏でも寒さ対策を!体感10℃の地域も」
北海道は冷帯に属します。
夏らしく30℃を越える日もありますが、特に道東や道北では、夏でも気温が上がらず、20℃前後の日も珍しくありません。
風が強いと体感は10℃前後に感じられ、実際に8月の車移動中に車内暖房を使用したこともあります。長袖の服と羽織れるものがあると安心です。
『絶景もグルメも楽しめる北海道旅行へ出かけよう!』
今回は車やバイク移動中心のキャンパー向けの絶景スポットとグルメを紹介しましたが、他にも北海道には絶景スポットがたくさんあります。
何の変哲もない道路で突然絶景が現れるという経験は一生忘れられないものになるでしょう。
ぜひ、みなさんも自分だけの絶景を見つけてください!
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